森を散歩中のオスカーとお母さん。
歩くのに疲れたオスカーは、お母さんにおんぶしてもらっていると、うっかり、くつが脱げてしまいました…。
そこにやって来たのがカンガルー。落ちている靴を軽々と蹴とばすと、次はウォンバットのお腹に当たります。次いでコアラの頭、カメの甲羅、ワニの尻尾…と、いろんな動物に当たって飛んで行きます。
一体オスカーの靴は、どこへ行ってしまうのでしょうか？？？

オスカーの靴はどこまで飛んでいくのか…？ページをめくるたびにワクワクする絵本です。
“すっこーん”，“ぼい～ん”など、動物によって、当たる場所によって変わる擬音がとても楽しいです。
ぜひお子さんと一緒に声に出して読まれてみてください★

「あれ？！晴れているのに雨が降っている！」…その雨の正体は、陽に照らされてどんどん溶け行く屋根からの雪解け水でした。
外に出る時にはマフラー，ぼうし，手袋を付ける女の子ですが、今日はコートだけで出掛けました。地面に張り付いていた葉っぱが空へと向かって伸び始めたり、じっとしていた魚が水面におどりだしたり、鳥たちが羽を広げて歌い出したり…　春が近づいているのを嬉しく思う、とある雪国の女の子。
春をどんなところに見つけられるか、楽しみですね！

冬から春へ、雪国の自然の変化。
まだまだ寒さに耐える桜の枝にも、小さな蕾がちらほら…　この時期の桜の樹脂こそ、最高に美しいピンク色を染め出すのだと、昔聞いたことがあります。
静かな絵と詩的な言葉で紡がれる、雪国の春への時。
ぜひ、この絵本を読んで、お子さんと一緒に春の訪れを見つけてみてください★

沖縄のおじいちゃん・おばあちゃんに会いに、初めて一人で飛行機に乗るはるちゃん。
空港にはお店もいっぱいあり、人も沢山います。搭乗手続きまでは家族と一緒。出発時刻が近づきますが、出発ゲートまではお母さんと一緒です。
さぁここから、搭乗案内のアナウンスが流れ、いよいよはるちゃん一人旅の始まりです。
ドキドキのはるちゃん、ワクワク感が止まりません。そして、広い空に向かってテイクオフ！『いってらっしゃい！！』

秋山とも子さんの、徹底した観察と取材に基づいた細かな描写が、読み手を楽しませてくれます。
絵の中に小さな文字で描かれる人々の声からは、各々のドラマ，ストーリーが感じられ、更に想像力を掻き立てられます。
臨場感溢れる空港の絵から、ひとりで奮闘するはるちゃんと一緒に旅をお楽しみください★