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当園では、福音館書店の月刊絵本を使用しています。
それぞれの年齢の、成長や興味・関心を考慮した内容で構成されています。
ご家庭でも、どうぞ皆さんでお楽しみください♪



2024年7月のえほんを紹介します
= 年少 =
『ペンくんの ダンスすいぞくかん』
小池 アミイゴ : 作

「ダンスのれんしゅうをはじめるよー」
ペンギンのペンくんが呼びかけると、水族館の生き物たちが集まってきました。
ペンくんの動きを真似て、貝殻のカスタネットを鳴らすラッコさん,尻っぽを上手に使ってステップを踏む魚さんたち,得意の横歩きでリズムに乗るカニさん…みんな一生懸命に練習します。
その様子があんまりにも楽しそうなので、思わず 「ぼくも混ぜて~!」…さぁ一体誰がやって来たのでしょうか?!


『ペン ペン ペン』,『かち かち かち』,『ペン ペン ペタ ペタ』,『ぴち ぴち ちゃぷ ちゃぷ』など、軽快なテンポで擬音が飛び交います。この時季にぴったりな「水族館」が舞台,涼し気でもあり熱く楽しいダンスステージに夏を感じます。
また本作は、作者の小池アミイゴさんによる段ボールアート。子どもたちにとっても身近で親しみのある素材で描かれた一冊です。立体的でコミカルな動きある世界を、ぜひ楽しまれてください。
夏休みに入ると水族館へ行かれるご家庭もあるかと思います。お子さんと一緒にいろいろな擬音を考えてみるのもおもしろそうですね★

= 年中 =
『すったん すったん』
おの りえん : ぶん     はた こうしろう : え

『まっかなとっての なわとびを さいしょはひとり すったん すったん』,『いれーてー, いーいーよー, こんどはふたりで すったん すったん』。1人・2人・3人…と、お友だちがどんどん増えていきます。
お友だちが増えていくうち、1本のなわとびはどんどん伸び、遊びも変化していきます。6人・7人・8人…最後はみんなでとんな遊びになったかな??
思わず体が動きだしてしまう、リズミカルな言葉遊び絵本です!

ゆりぐみの子どもたちからも、『いーれーて!』『いーいーよ!』のやりとりが沢山聞こえてくるようになりました。砂場でみんなで大きなお山を作ったり、鬼ごっこをしているといつの間にか仲間が増えていたり…!
そしてこれからゆりぐみも、実際になわとびに挑戦していきます。どんな跳び方をしようか今から楽しみですね!
また、『すったん すったん』,『ぐいん ぐいん』,『しゅっぽっしゅっぽっ』…など、様々な擬音が出てきます。まるで歌うような言葉のリズム・面白さを感じながら読まれてみてください★

= 年長 =
『かわのなかでは』
伊藤 秀男 : さく

おじいちゃんとおとこの子は とっておきのエサをもって、コイを釣りに川へ出掛けます。川へ着き、きいろいおだんごのエサを川底へ沈めると…?
川の中ではキンブナのきんたと ギンブナのぎんこが、このエサを食べて良いのか迷い、誰かに聞いてみることにします。するとイシガメのおかめさん・かめきちくん,ウナギのうなどん,カニのかにまるくん,ナマズのひげじいさん・たまちゃん… と、川の中に生きる仲間がどんどん集まってきます。
果たしておじいちゃんとおとこの子は、コイを釣り上げることができるのでしょうか???


この絵本は、おじいちゃんと少年の釣り人の視点と、川の中の魚たちの視点の、両方を楽しむことができます。特に川の中で魚たちが協力し、知恵を絞り合い、釣り針を見破る場面では、実に川の中に潜り込んだ気もちになりますね!
また、作者の伊藤さんは、幼少期を豊かな水場に囲まれた土地で過ごされたそうで、思い出の魚たちが沢山登場します。涼し気な水彩画で愛着たっぷりに描かれた、表情豊かな魚たちにも注目されてみてください★



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