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当園では、福音館書店の月刊絵本を使用しています。
それぞれの年齢の、成長や興味・関心を考慮した内容で構成されています。
ご家庭でも、どうぞ皆さんでお楽しみください♪



2023年9月のえほんを紹介します
= 年少 =
『まっかっか ふね』
尾崎 玄一郎 ・ 尾崎 由紀奈 : 作

あかいものが大好きな まっかっかふね。ざぶん・ざぶん!とあかいものを探しに出掛けます。
美味しいあかいもの、あるかな…?…よし!はっけ~~~ん!!まっかっかふねの口にあかいものを運ぶと、『ぱくぱく・ごっくん!』と食べ始めました。『あかぁぁぁぁぁぁあああい!!』と大きく汽笛を鳴らし、嬉しそうです。
…おや?今度はなんだか つぶつぶを沢山付けたあかいものを見えてきましたよ??一体なんでしょう???


まっかっかふねの真っ赤な船体と煙… 読み進めていくと絵本がまっかっかに染まっていくのが面白いです。
また、もくもくと吐く煙と共に大きく汽笛を鳴らし、『あかぁぁぁぁぁぁあああい!』と叫ぶまっかっかふねの力強さに、こちらも『あかぁぁぁぁぁぁあああい!』と大きな声で言いたくなってしまいます。ぜひお子さんと一緒に『あかぁぁぁぁぁあああい!』と声に出し、楽しみながら読まれてみてください。そして、あかいものを沢山見つけてくださいね★

= 年中 =
『かぼちゃで ゴロゴロ』
インドの昔話     西岡 直樹 : 採録・再話     西岡 由利子 : 絵

昔々、インドのある村に、おばあさんが二匹のイヌと暮らしていました。
ある日おばあさんは、二匹のイヌに留守番を頼み、娘の家に行くことにしました。
おばあさんが歩いていると、ジャッカル,ナマケグマ,トラに出くわし、食べられそうになりながらも何とか無事、娘の家にたどり着きます。
おばあさんは娘の家で美味しいものを沢山食べ、楽しい日々を過ごします。そして帰る日が近づき、ジャッカルたちに見つからずに帰る良い方法はないか、と娘に相談すると…
娘は畑から一番大きいかぼちゃを獲って来て、中身をくり抜き、かぼちゃの中へおばあさんを入れ、転がしました!
さぁおばあさんはジャッカルたちに見つからず、無事家へ帰ることができるのでしょうか???


インドで昔から親しまれいるお話。そこに、インドの壁画や絵巻物から影響を受けた西岡由利子さんが、絵を描き添えた絵本だそうです。
おばあさんの、二匹のイヌを呼ぶ際の『アイレーアーイ』という言葉は、ベンガル語で『おいでーおいでー』という意味だそうです。なんだか私たちも生活の中で使いたくなるような、どこか懐かしい素敵な言葉ですね。
ジャッカルたちに対しても、機転を効かせ、知恵を働かせ、若々しい行動力と二匹のイヌとの絆で、ピンチを乗り越えるおばあさんです!

= 年長 =
『コッコがいた なつ』
山崎 るり子 : 文     石川 えりこ : 絵

ある夏の日、庭に一羽のニワトリが迷い込んできた。
近所の人たちに訊いても誰も知らない、迷子のニワトリ… わたしの家で「さむくなるまでならね」という約束で飼うことにした。
わたしはこのニワトリに『コッコ』と名付け、可愛がり、大切にお世話をした。
コッコとの日々は驚きと発見と感動の連続で、わたしは大きく大きく成長する。
気づけば季節は変わり、コッコとお別れする時が来て…
わたしとコッコの、ひと夏の素敵な思い出が描かれています。


当園でも小鳥を飼っています。子どもたちは毎日喜んで餌をやり、巣や鳥かごの掃除をしたりして、小鳥たちを可愛がっています。
こうした経験によって、生き物を守り育くむ大変さ,命の尊さを学んでいくのだと思います。
そして、例え短い期間であっても、共に暮らしたコッコと離れる時の辛さ・悲しさ…
この物語は、作者・山崎るり子さんの『あの夏のこと』というエッセイ(詩集に記載)が元になっているそうです。山崎さんの実体験から生まれた、美しい詩的な表現が、心に沁みわたります。



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