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当園では、福音館書店の月刊絵本を使用しています。
それぞれの年齢の、成長や興味・関心を考慮した内容で構成されています。
ご家庭でも、どうぞ皆さんでお楽しみください♪



2023年12月のえほんを紹介します
= 年少 =
『ふゆを みつけたよ』
平野 恵理子 : さく

冬になると、冷たく澄んだ空の下、真っ赤に咲く椿(つばき)や梅,水仙など、きれいな花がいっぱい。
また、みんなも食べたことがあろう“おでん”や“おしるこ”等々、冬ならではの美味しい物もたくさんあります。
そして子どもたちが一番楽しみにしているであろう、クリスマス!
ハァーっと吐くと弾む白い息,足踏みするとザクザクと鳴る霜,光に透かすとキラキラ輝く氷・・・
冬に出会える美しい自然物,食べ物等が、色鮮やかに描かれています。寒さを忘れ、早く冬を見つけに行きたくなるような一冊です。


冬に咲く花々,冬に鳴く鳥たち,クリスマスやお正月…等々、厳しい寒ささえ愛おしくなるぐらい、冬の魅力が満載の一冊です。
子どもたちがワクワクする、食卓に並ぶあたたかい食べ物,戸外では雪や氷柱(つらら)などが、平野さんの温かな筆致で描かれており、冬の楽しみに改めて気づかされます。
これから本格的な冬の到来です。お子さんと一緒に、ぜひいろいろな冬を見つけてください★
(今作は「はるをみつけたよ」,「なつをみつけたよ」,「あきをみつけたよ」に続く4作目です。)

= 年中 =
『プレゼントは ひとつ』
高科 正信 : 文     コマツ シンヤ : 絵

もうすぐ あきらの誕生日。「なんでも1つだけ、欲しいものを買ってあげるよ」とお父さんに言われたあきらですが、欲しいものがいっぱい!「ひとつだけ」選ぶのに悩みます。そして考えに考えたあきらは、とってもいいことを思いつきます。それは『デパート』!
おもちゃ売り場のおもちゃは全部自分のもの。エスカレーターを使って鬼ごっこ,8階催事場では『大恐竜展』を開いたり、お腹が空けば地下食料品売り場でお腹いっぱい食べたり、お腹がいっぱいになればお次は寝具売り場の広いベッドでゆっくりお昼寝したり…


「プレゼントは一つだよ」と、誰もが一度は言われたことがあるのではないでしょうか。
「欲しいものを全部手に入れるには…」と一生懸命に考え、夢のようなプレゼント『デパート』を思いついたあきらの、子どもらしい豊かな発想力に驚かされます。
いつもは大人がいっぱいのデパートを、空想の力で子どもだけの楽しい世界に変えてしまったあきら。読んでいる私たちも、こんなデパート欲しいなぁ…と想像してしまいます。
ぜひ、コマツ シンヤさんの、隅々まで丁寧に描き込まれたカラフルな絵と共に、最高の誕生日プレゼントをお楽しみください★

= 年長 =
『ねずみの ひっこし』
あまん きみこ : 文     岡田 千晶 : 絵

公園の砂場におもちゃのトラックを置いてきてしまったぼく。探しに戻ったけれど見つからない…。
すると、ぼくの足元で、マフラーを巻いた2匹のねずにが、トラックを借りたと話してる…。
ぼくはねずみを追いかけます。すると野原の奥でねずみの家族が引っ越しをしています。かあちゃんねずみが風を引いてしまい、とうちゃんねずみと23匹の子どもたち,そしてぼくが、力を合わせてたくさんのベッドやテーブルを運びます。
ぼくのおもちゃのトラックが出会わせてくれた、ねずみたちとの素敵なお話です。


岡田千晶さんが描く、繊細で温もり溢れる絵が、ねずみの家族の可愛らしさをより表しているように感じます。
マフラー姿のねずみ,厚手のジャンパーを着ているぼく,そして雪が降る前にお引っ越しを済まそうと奮闘するねずみの家族たち。そんな姿が冬らしさ,師走を思わせます。
小さなねずみたちの世界に入り込んだ、この時期にぴったり、ほっこりと心温まるお話です。



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