大きな おだんごやまが ありました。
そこへ 赤いおだんごが やって来て、よいしょよいしょ…　おだんごやまのてっぺんへ！
続いて 茶色いだんご・黒いだんご・もも色だんごも やって来て、よいしょ よいしょ よいしょ… てっぺんへ！
みんながのぼると… ごっちーん！…あ～あ…
おだんごやまのてっぺんで おだんごたちが遊んでいると、あっという間に夜になり、おだんごたちが帰った後は、黄色くて大きくてまんまるの誰かがやって来た。
さて今度は、どんなお友だちがやって来たのかな？？？

小さな4色のおだんごが、大きなおだんごやまのてっぺんに登ったり転がったり。みんなまんまるで可愛らしくて、今にも絵本の中からころころ転がって出て来そう。とても楽しくなってきます。
また、いっしょうけんめいにおだんごやまのてっぺんをめざす おだんごたちの表情にも注目して読んでみてください。
そして、夜になって現れたのは 大きなまんまるいお月様！
先日見られた満月を思い出しますね★

ネズミのむれ！どどど！
ネズミたちを追いかける ネコのむれ！ どどどど！！
ネコたちを追いかける イヌのむれ！ どどどどど！！！
イヌたちを追いかける かいぬしのむれ！ どどどどど！！！！
かいぬしのにんげんたちを追いかける オニのむれ！ どどどどど！！！！！…
さぁ次は一体、何が追いかけてくるでしょうか？！

様々な群れが登場するこの絵本，登場する一匹（一人）として、同じキャラクターはいません。
ネズミを追うはネコの群れ！
ネコを追うはイヌの群れ！
ではイヌを追うは何の群れだろう…？！
考えながら読み進めると、ドキドキ・ワクワクしてきます！
また、群れを成す一匹いっぴき・一人ひとりの動きも表情も違って豊かで、細部にまで目を奪われます。
そして、それぞれの群れの中には、別の群れの一員も紛れ込んでいるそうです。
ぜひ一匹いっぴき・一人ひとりに目を凝らしながら、じっくりと読んでみてください★

大きなくるみの木の下に、小さなくるみの家がありました。
そこに、小さなおじいさんとおばあさんが暮らしていました。
ある時ふたりが食事をしていると、突然強い風が吹いてきて、ふたりは飛ばされてしまいます。
どれほど飛ばされたのか、行き着いたところは小さな南の島！ふたりはこの島で暮らすことにします。
浜辺に落ちている貝殻や海藻，木の棒にココナッツの実などを、工夫して上手に使い、島での暮らしを楽しみます。
…しかし、やっぱりくるみの木の元に帰りたくなってしまいました。ふたりはくるみの家に帰ることができるのでしょうか…？？？

二人で仲良く暮らす、小さなおじいさんとおばあさん！
くるみの家から南の島へ飛ばされようと、頑張って作った家がなくなろうと、どんな苦境にさらされても、いつも力を合わせ、知恵を絞り捻り出し合い、生活を楽しむ二人の姿はとっても素敵。応援したくなりますね！
この二人の暮らす小さな世界を想像するのがとっても楽しいです。
そんなワクワクが詰まったお話です★