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当園では、福音館書店の月刊絵本を使用しています。
それぞれの年齢の、成長や興味・関心を考慮した内容で構成されています。
ご家庭でも、どうぞ皆さんでお楽しみください♪



2021年12月のえほんを紹介します
= 年少 =
『でんしゃ すきなのどーれ』
岡本 雄司 : さく

私たちを乗せてどこまでも走る電車。
顔や窓、色、形・・・よくよく見てみるとどれも違っていて、まるでそれぞれが生きたキャラクターを持っているかのようです。
「すきなのどーれ!」の問いかけに、選ぶのも迷ってしまいますね。
日頃何となく見過ごしてしまっている電車の魅力を、再発見させてくれる一冊です!


子どもたちが大好きな電車。ページをめくるたび「この電車知ってるよ!」という、子どもたちの嬉しそうな声が聞こえてくるかのようです。
車種による顔やデザインの微妙な違いや差に気づいたり、今まで知らなかった電車との出会いがあったり、とたくさんの楽しみ方が出来る絵本です。
ぜひお子さんと一緒に、「すきなのどーれ!」と指さしながら読んでみてください★

= 年中 =
『とらのゆめ』
タイガー立石

緑色の体をしたとらきちは、夢の世界をひとり、歩いていきます。
池で遊んでびしょ濡れになった体でお日様に当たると、どんどん体が丸くなり、スイカのようになったと思う間もなくダルマに変身。ダルマさんがヒモを掴んでグルグル振り回すと、だんだんとトラの模様を取り戻し、再びトラに帰ります。
やがてとらきちは、大きな迷路に迷い込み、無事出てくると今度はたくさんのトラでいっぱいに…!
最後はやっぱり一人で眠り、夢を見るとらきちです。


どんな説明もあてはまらないとでも言うような、素敵なファンタジーです。
緑色の体をしたとらきちが、夢の世界をひとり旅します。
ダルマがヒモでトラの模様を表現したり、様々な色のトラ模様が出て来るところにも注目してみてください。不思議でエンドレスな夢の旅です。


= 年長 =
『きたかぜさま』
星野 なおこ : 文     羽尻 利門 : 絵

12月1日は年に一度の村のお祭り、『きたかぜさま』です。
来年1年生になる、しょうたとごろうにとっては、お祭りで大事な仕事をまかされる特別な日。
きたかぜさまにりんごをお供えしてくるよう頼まれ、一生懸命に高く積み上げます。
お祭りが終わり大きな風が吹いたとき、積み上げたりんごが崩れていないか心配になった二人は、様子を見に戻ります。するとそこには、女の子がお供えものを食べているではありませんか!
さてこの女の子は一体誰なのでしょうか…?!


『お祭り』と聞くと、誰もがワクワクして来るのではないでしょうか。
12月にもなると北風が吹き「寒くなる」というイメージがありますが、ここで吹く北風は、悪いものをみんな吹き飛ばしてくれるとびっきりの風です。
登場する人物の表情はとても細やかに描かれており、また、風が大きく吹き上げるシーンなどでは、大胆なタッチでその勢いが伝わってくるかのようです。
「きたかぜさま」というネーミングが、女の子によってどこかコミカルなものとなり、子どもたちが親しみを抱いて読み進められるお話しになっていると思います。



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