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当園では、福音館書店の月刊絵本を使用しています。
それぞれの年齢の、成長や興味・関心を考慮した内容で構成されています。
ご家庭でも、どうぞ皆さんでお楽しみください♪



2023年8月のえほんを紹介します
= 年少 =
『しゃっく しゃく』
花山 かずみ : さく

男の子が シャベルでしゃっく!…と小さな穴を掘りました。「なにしてるの?」と女の子が聞くと、「あな ほってるの」と男の子。そして一緒に『しゃっく しゃく しゃっく しゃく…』。
周りにいたお友だちもやってきて「なにしてるの?」と聞くと、「あな ほってるの」と男の子。次から次へとお友だちが集まり、みんなで『しゃっく しゃく しゃっく しゃく…』。
すると、はじめは小さかった穴が、園庭いっぱいの大きな穴に…!そこへ水を入れ始めました。さて、穴は一体何に変身するのでしょうか?!


お友だちの姿を真似て遊びが徐々に広がっていく大事な時期。自分の好きな遊びを楽しみながらもお友だちに関心が向きはじめ、一緒に遊ぼうとしている今のすみれぐみさんにピッタリな一冊かも知れません。
穴が大きくなるにつれ、『しゃっく しゃく』の音もどんどん大きくなっていきます。ぜひお子さんと一緒に、声に出して楽しみながら読まれてみてください★

= 年中 =
『ひこうきで おでかけ』
ケッソク ヒデキ : さく

しょうじくんは、福岡に住むいとこのゆかこちゃんに、飛行機に乗って会いに行きます。
羽田空港の出発ロビーに着いたら、早速登場手続きを始めました。
まずは機械でチェックイン,荷物を預けて出発ゲートへ。そしてボーディングブリッジを通り、機内に乗り込みます。シートベルトをしっかりと締め、いよいよ離陸!窓から見える車や建物がアッという間に小さくなり、機体は空高く上がって行きます。いつもなら見上げる雲も、今日は眼下に海のように広がって…
福岡までドキドキ、楽しい空の旅の始まりです★


出発ロビーや保安検査場,機内から見える景色など、細部まで丁寧に丹念に描き込まれており、本当にしょうじくんと一緒に旅に出るかのようなワクワク感,本当に飛行機に乗っているかのようなフワフワ感を味わえる一冊です。飛行機に乗ったことのある方は、「あっ、ここ見たことがある!」となるかも知れませんね!
羽田空港内,また飛行機から見える景色など、細部にまで目を凝らしてみると、発見の連続で感動的です。
空の旅、ぜひお楽しみください!

= 年長 =
『きんのさかな マケドニアの昔話』
八百板 洋子 : 再話     スズキ コージ : 絵

昔々、青い海のそばの古ぼけた小屋に、おじいさんとおばあさんが住んでいました。おじいさんとおばあさんは、毎日二人で食べる分だけの魚を獲って、慎ましく暮らしていました。
ある日、おじいさんが海へ行って網を投げると、一匹だけ、金の魚がかかりました。その魚は突然しゃべり出し、「逃がしてくれるならどんな願いも叶えます」と言いました。おじいさんは「礼などいらない」と言って、魚を海へ戻してあげました。
小屋に帰り、おじいさんがおばあさんにこの話すると、おばあさんは「逃がすなんて、なんて馬鹿なことをしたの?!」「あれがほしい」「これがほしい」…と、どんどん欲深くなって行きます。その度におじいさんを魚のところへ行かせ、願いを叶えるよう頼ませます。
金の魚は、次第に欲深くなって行くおばあさんの願いを叶えてくれるのでしょうか…?!


一つ願いが叶うと、また一つ・二つと欲が出て来てしまうものです。その欲は時に、今までの平和な暮らしを壊すほどのものにもなり得るということに気付かせてくれる絵本です。当たり前の日常に幸せを見出し、感謝し、謙虚な心を持ち続けたいと、改めて考えさせられます。
おばあさんの頼みを聞かされるごと、金の魚は大きくなり、海の色や様子が変わっていく描写にも注目して読んでみてください。



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