2022年4月のえほんを紹介します
= 年少 =
『わっかざり』
こさか まさみ : 文 平澤 朋子 : 絵
ちいちゃんは、細く切った折り紙をつないで“わっかざり”をつくります。
作ってあそんでいると、動物たちが「いいな、ほしいな」と言って集まってきます。ちいちゃんは、動物たちにわっかざりをプレゼントすることにしました!
すると… 次はどこからか声が聞こえてきました。さて誰の声でしょうか…?
モノづくりの楽しさ、モノづくりの喜びが感じられる絵本です。折り紙遊び…子どもたちにとっても身近な遊びです。
そんな親しみ深い素材が、思いもよらない展開を描き出す、ページをめくるたび嬉しさがこみ上げてくる絵本です。
わっかざりが飾られると、いつもとは違う、特別な気もちになりますよね。子どもたちも「面白くて楽しい!」と感じ、読んでいくうち、言葉の力もグッと伸びて、興味や関心も広がっていくでしょう。
園でも様々な制作を行っていきますので、楽しみにしていてください★
= 年中 =
『でっかい さかなつり』
渡辺 鉄太 : ぶん 南 伸坊 : え
「さかなつりにいこうか?」と、じいちゃんにさそわれたぼく。船に乗り、広い広い海へ出で、釣りを始めます。
まず釣れたのは、ちっこい魚。
もっと大きい魚を釣りたいぼくは、ちっこい魚をエサにして、中くらいの魚を釣りました。
次に、中くらいの魚をエサにすると、今度はでっかい魚が釣れました。
もっともっとでっかい魚を釣りたいぼくは… でっかい魚をエサにして……
果たして、でっかい・でっかい・でっかい魚は釣れるでしょうか???次から次へと魚が釣れて、魚のサイズもどんどん大きくなってくので、ページをめくるたびワクワク・ドキドキしてきます。
また、ちっこい・中くらい・でっかい…など、子どもたちもサイズ感の違いを感じられ、面白いと思います。
最後に釣れる、でっかい・でっかい・でっかーい魚の大きさには、きっとビックリしてしまいますよ!
きっとまだ、魚釣りを経験したことのないお子さんが多いでしょう。この絵本を読んで、興味を持つお子さんもいるのではないでしょうか★
= 年長 =
『いたずら からす ~ばばばあちゃんの おはなし~』
さとう わきこ : さく ・ え
ばばばあちゃんの家の庭にあるりんごの木に、美味しそうなりんごが沢山なりました。
そこへ、「一口食べれば食べ頃が分かる」と言う、からすの群れがやって来ました。
このからすたち、りんごを全部食べてしまいそうになり、ばばばあちゃんはあの手この手で追い払おうとします。しかし、いたずら好きなからすたちはビクともしません。
さぁばばばあちゃんは、このからすたちを、どんな風に追い払うのでしょうか?!子どもたちの大好きな『ばばばあちゃんのお話しシリーズ』。
いたずらからすを追い払うため、いろいろな作戦を立てて奮闘するばばばあちゃんです。
最後には、からすたちにもケーキを分け合う、優しいばばばあちゃん。
動物たちもからすたちも、美味しいケーキを一緒に食べ、にこにこ笑顔になってよかったですね★