オランウータンのおらんちゃんは、朝起きると森をぶらんぶらんとお散歩します。
鳥たちと歌ったり、木になっているバナナを食べたり、大好きなお兄ちゃんと遊んだり…と、散歩を楽しむおらんちゃん。
「おや？？」何か不思議なものを見つけました。いったい何でしょう。
好奇心旺盛なおらんちゃんの、ある一日を描いた絵本です。

新しい世界をどんどん発見していくおらんちゃんは、まさに子どもたちのよう。「これはなんだろう？」「知りたいな」という好奇心を抱き、切り拓いていく楽しさを、存分に味わってほしいと願います。
そうしてたくさんあそんで疲れた後は、お母さんに抱きしめられて眠る幸せが待っています★

ある晴れた日、てんとうむしくんは、偶然出会ったかたつむりくんに「一緒にあそぼうよ」と声を掛けますが、かたつむりくんは晴れの日が苦手…　断られてしまいます。
次の日は雨。今度はかたつむりくんがてんとうむしくんを誘いますが、てんとうむしくんは雨の日が苦手…。
さて二匹が一緒にあそべる日は来るのでしょうか。

晴れの日が大好きなてんとうむしくんと、雨の日が大好きなかたつむりくん。お互いのちがいを知り、一緒にあそぶことができなくて悩む二匹。
どうしたら二匹が一緒にあそぶことができるか、子どもたちと考えてみると素敵なアイデアがたくさん浮かんできそうですね！
また最後には、お互いの苦手なことを認め合っています。
互いのちがいを認め合い、受け入れ合うことの大切さや、そんな中からうれしさを見出す大切さを教えてくれるお話しです。

冷たい雨が降っています。
積み木にも折り紙にも飽きてしまったあっちゃんは、いいことを思いつきました。
椅子や座布団、目覚まし時計を集めて…　最後に傘を広げるとヘリコプターの出来上がり！
すると、ヘリコプターはぐーんと浮き上がりました。お家の中の冒険の始まりです。
空想の世界を自由に飛び回る、心躍る絵本です。

あっちゃんの大冒険。
ファンタジーの楽しい物語に触れると、様々な制限のある暮らしの中でも、気持ちが明るくなりますね。
作者の森葉子さんは、コロナ禍の自粛期間中にファンタジーに救われたとおっしゃっています。そうした経緯からこの作品は生まれました。ファンタジーの世界を自由に飛び回るあっちゃん。ファンタジーの楽しさを伝えてくれます。