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当園では、福音館書店の月刊絵本を使用しています。
それぞれの年齢の、成長や興味・関心を考慮した内容で構成されています。
ご家庭でも、どうぞ皆さんでお楽しみください♪



2025年11月のえほんを紹介します
= 年少 =
『ちいさな しろい こねこちゃん』
アンナ・マリア・ロース : 作     菱木 晃子 : 訳     伊藤 夏紀: 絵

足を怪我したこねこちゃんは、後ろ足の一本が痛くて地面につけず、歩くのも大変。痛みに耐えながら、暗い森に住むお医者さんのフクロウを訪ねます。
こねこちゃんの足を診たフクロウ先生は、「ふーむ これはだ こねこちゃん」と言って魔法のような治療をしてくれます。するとどうでしょう…足の痛みはすーっと引いて… 帰りは4本の足で元気に帰ることができました!
フクロウ先生の魔法はいったいどんな魔法なのでしょうか??


1ページ目の絵をよく見てみると、小さなこねこちゃんがどうして足を怪我してしまったのかが分かります。こねこちゃんにとって後ろ足1本を痛めてしまったことは一大事。子どもたちも怪我をした時、痛みや心細さに我慢できず涙がポロリ…。お医者さんに掛かる時の不安,快方に向かう嬉しさ,完治した時の喜びなど、子どもたちもこねこちゃんの気持ちになって読んでくれるでしょう。フクロウ先生がとっても優しくて良かったですね!★
(このお話は、北欧スウェーデンの初等教育で取り上げられた『詩』をもとに生まれたそうです。)

= 年中 =
『あいうえどうぶつ おやすみなさい』
小野寺 悦子 : 文     加藤 チャコ : 絵

表紙の絵を見てみると、あくびをしたりすやすや眠っている動物がいっぱい!
夜になり眠る時間になった動物の子どもたち。うさぎの親子は『あいうえ おおあくび』,ごりらの親子は『がぎぐげ ごろね』,たぬきの親子は『たちつて とろとろ』…。みんなどんどん眠くなって…気持ちよさそう…ほら、お月さまが出てきましたよ。ん… ん… みんなみんな、おやすみなさい★


『あいうえお』から始まる詩と共に、様々な動物の親子が眠りにつくまでの温かな様子が描かれていて、ページをめくるたび「次はどんな動物だろう?」「どんなふうに眠るんだろう…?」とワクワクしますね。
ひらがな50音、清音から濁音,半濁音までくまなく見事に使いきった詩は楽しく耳心地よく、まるで子守歌のようです。ぜひお子さんと一緒に読んで、夜の幸せなひとときをお過ごしください★

(この絵本は、小野寺さんと加藤さんのコンビで作られた『あいうえ どうぶつ』シリーズ三部作の三作目。『あいうえどうぶつ おしごとなぁに』(よく遊んで),『あいうえどうぶつ おやつはなぁに』(よく食べたら)に続き、もう一つの幸せは『あいうえどうぶつ おやすみなさい』(よく眠ること)とのことです!)


= 年長 =
『つちくれたちの どろかれー』
尾崎 玄一郎 ・ 尾崎 由紀奈 : 作

ある寒い朝、頭の上に“しもばしら”が立ったつちくれ3人。他の仲間たちにも“しもばしら”を見せたいと、公園の砂場の下にある秘密の喫茶店『すなどーひー』へ行きます。
お店ではお客さんたちが新メニュー『どろかれー』を食べています。当然つちくれたちも注文しますが、残念ながら大人気で売り切れ…。どうしても『どろかれー』が食べたいつちくれたちは、材料を求めて大奮闘!5つの材料を探しに出掛けます。
さて3人は、5つの材料を集めることができるでしょうか??


子どもにとって身近な公園が舞台。その公園の地下にある秘密の喫茶店『すなどーひー』に集う、不思議な生き物『つちくれ』たちのお話です。新メニュー『どろかれー』を食べたいがために奮闘する3人のつちくれ。知恵を絞り合い、あきらめずにいろいろな方法で材料を集める姿がとてもかわいらしいです。また、つちくれたちの柔軟な発想は、まるで園の子どもたちの見立てごっこのように遊び心いっぱい。
これから寒い季節がやってきますが、お近くの公園にも、もしかしたらつちくれたちがいるかも…(?!)お子さんと想像をふくらませて楽しんでくださいね★
(今作は、2019年8月号『きっさ すなどーひー』の姉妹編です。)



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