ある夏の日、庭に一羽のニワトリが迷い込んできた。
近所の人たちに訊いても誰も知らない、迷子のニワトリ… わたしの家で「さむくなるまでならね」という約束で飼うことにした。
わたしはこのニワトリに『コッコ』と名付け、可愛がり、大切にお世話をした。
コッコとの日々は驚きと発見と感動の連続で、わたしは大きく大きく成長する。
気づけば季節は変わり、コッコとお別れする時が来て…
わたしとコッコの、ひと夏の素敵な思い出が描かれています。当園でも小鳥を飼っています。子どもたちは毎日喜んで餌をやり、巣や鳥かごの掃除をしたりして、小鳥たちを可愛がっています。
こうした経験によって、生き物を守り育くむ大変さ,命の尊さを学んでいくのだと思います。
そして、例え短い期間であっても、共に暮らしたコッコと離れる時の辛さ・悲しさ…
この物語は、作者・山崎るり子さんの『あの夏のこと』というエッセイ(詩集に記載)が元になっているそうです。山崎さんの実体験から生まれた、美しい詩的な表現が、心に沁みわたります。