むかし あるとこに、貧しい じさま と ばさま が いました。
じさまが山で木を切っていると、山の神の声が聞こえ、言われたとおり『ちゅうちゅう、にしきさらさら、ごようのまつばら、とっぴんぱらりの―――ぷーん』とへをたれると、神様はたいそう喜びました。そして褒美に小さなつづらをもらいました。中には金や米、ごちそうがたくさん入っていました。
その話を聞いた隣のばさま は、急いでじさまに話をし、じさまはさっそく山へ行きました。が、上手にへをたれることができません。欲張りなじさまは大きいつづらをもらいましたが、神様との約束を破り、家へ帰る途中でつづらのふたを開けてしまいました。さぁ中から出てきたものは…?!このお話は、日本の昔話です。『こぶとりじいさん』や『おむすびころりん』のように、正直者と欲張り者の対比が描かれていますが、『おなら』を何度もくり返すこのお話は、ユーモアがありとても面白いですね!
『ちゅうちゅう、にしきさらさら、ごようのまつばら、とっぴんぱらりの―――ぷう』という愉快な言葉のリズムを楽しみ、このフレーズが出てくるたびに子どもたちの笑い声が飛び交う場面が目に浮かびます。
昔話ならではの方言で書かれているので、ぜひたくさん読み込んでから、子どもたちと『へっぴりじさま』のお話の面白さを味わわれてくださいね★